AIの仮説は正しかったのか——「AIと検証するブログ」になった理由の話

AIコーチング記録

AIに体力を診断してもらったら「有酸素ベースが不足している」と言われました。

でもちょっと待ってほしい。
VO2maxは52、安静時心拍は58、30kmまで心拍に余裕を持って走れた
——走っていた時の感覚とデータでは有酸素ベースはそこそこあったと思っていた。

疑問を持ったまま走り続けた結果、気づいたことがあります。
AIは「答え」を出しているのではなく「仮説」を出していたということ。
そしてその仮説を検証するのは、自分の体だということ。

今回はこのブログが「AIに従うブログ」ではなく「AIと検証するブログ」となった理由を書いていこうと思います。

AIが出した最初の仮説

前回の記事でAIに体力診断をしてもらいました。

最初のランニングに関するデータ(キロ6分33秒・心拍146)を見てAIはこう言いました。

「有酸素ベースがまだ十分に構築されていない。まずは低強度の有酸素運動を積み重ねることが優先課題です。」


読んだ瞬間、正直「そうか。トレーニング量が足りなかったんだ」と思いました。

30代で自分なりに追い込んでトレーニングしてきて、多少は体力の「貯金」みたいなものがあるだろうと期待していたところがありましたが、

40代に入りトレーニングはしてこなかったから、

だから、「有酸素能力が低い」——そうコメントがあったも仕方ないだろうと思いました。

しかし、よくよく実測データを見ててみると、少し引っかかったところがありました。

実測データと仮説の矛盾

実際に測定した数値はこうでした。

・VO2max:52ml/kg/min(40代男性・上位15〜20%)
・安静時心拍:58回/分


どうやらこの測定値は「有酸素ベースが弱い」人の数値ではなさそうです。

さらに初マラソンを振り返ると、30kmまでキロ5分45秒ペースで走れていました。心肺には余裕があった。倒れたのは心肺ではなく脚です。

AIに聞いてみました。

まいきい
まいきい

VO2max52・安静時心拍58という数値は、有酸素ベース的に不足しているの?


AIの返答はこうでした。

訂正します。数値だけ見れば有酸素能力は十分です。
最初の推定が低かったのは、走行時の心拍が高めだったためです。
本質的な課題は有酸素能力ではなく、その能力を走りに活かせていないことです。
具体的には有酸素ゾーンでの走り方の非効率、フォーム効率、脚筋持久力の3点が課題です。

つまり最初の仮説は外れていた、ということです。

ここで気づいたこと

AIは間違えていました。 でもそれはどうこう責める話ではありません。

最初に渡したデータは走行時のペースと心拍数だけでした。
VO2maxも安静時心拍も「不明」として送った。データが少なければ推定の精度は当然下がる。
今考えてみれば当たり前だった、予測できたこと、それだけのことです。

それより
ここで気づいたのは、AIとの付き合い方についてです。

多くの人はAIを使うとき「AIが言った→その通りにやる」という流れになりがちです。
私も最初はそうでした。

でも本来AIは「仮説を出す存在」だったということ。

改めてAIの立ち位置を考え、AIが出した仮説を自分の体で走って確かめる。
結果が出たらAIに伝えて次の仮説を立ててもらう。
この繰り返しが、自分に合ったトレーニングを作っていく方法だと思いました。

日常の仕事でも似たような経験があると思います。
情報をもとに判断する。経過を見て修正する。最初の判断に固執しない。

ランニングでやっていることは、そういう思考と同じ構造だということに気づきました。

では本当の課題は何だったのか

AIが修正した仮説はこうです。

最大の課題は有酸素能力ではなく、フォーム効率と脚筋持久力です。

30kmまで心肺は余裕だったけど、急に脚が終わった。
最長練習距離は24km。30km以降は未経験の領域だった。

これは初マラソンの実態とも一致してて、私も納得の内容でした。

さらに故障歴についても整理されました。

「右臀部・左膝外側の症状はフォームの乱れと連動しています。
脚で地面を押す走り方が臀部に負担をかけ、それが膝外側に波及する。
フォームを変えることで記録更新と故障予防を同時に解決できる可能性があります。」


有酸素ベースではなくフォームと脚筋持久力——これが修正後の新しい仮説になりました

このブログの軸が決まった

この経験を通じて、このブログの書き方が決まりました。

AIが仮説を出す
 ↓
自分の体で走って検証する
 ↓
結果をそのまま記録する(当たりでも外れでも)
 ↓
AIが次の仮説を出す

AIが正しかった話だけを書くつもりはありません。
むしろ皆さんの興味は仮説が外れた時の話かもしれませんね。

この繰り返しを記録していく、そんなブログにしていきたいと思います。

まとめ

今回の記事をまとめます。

・AIの最初の仮説「有酸素ベース不足」は実測データと矛盾していた
・データが少ない状態での推定には限界がある
・本当の課題はフォーム効率と脚筋持久力だった
・AIは答えを出す存在ではなく仮説を出す存在
・仮説を走って検証することがこのブログの軸

同じ状況になっているランナーに、このブログから少しでも何かを届けられたらという
気持ちを信じて書いていこうと思います。

次の記事では、修正された仮説をもとに

AIとの対話でトレーニングが形になった過程を公開したいと思います。

正直な感想も含めて書きたいと思いますので、また是非見に来て下さい。

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